ご来場ありがとうございました

Ridilover - Social Issue Conference
アール・シック:社会を変える、繋がり
開催レポート

日時 2014年12月11日(木), 12日(金)
会場 京都大学 芝蘭会館 稲盛ホール
登壇者数 43
参加人数 303

セッションレポート

Session 1 > ”辺境”で生じる教育イノベーションはいつ”中心”に届くのか

日本で最も保守的な文化の一つである、教育業界において、イノベーションは起こるのか。 教育界を代表するイノベーターたちが「中心」の学校教育や社会人教育の現状の課題、いま教育に必要なことは何かを議論しました。

モデレーター
e-Education Project 代表理事
三輪開人
登壇者
認定NPO法人カタリバ 統括ディレクター
今村亮
キャスタリア株式会社 代表取締役
山脇智志
NPO法人3keys 代表理事
森山誉恵
Session 2 > オリンピックの機会をいかに社会課題解決の契機としていくか

2020年の東京オリンピック・パラリンピックが、現在の日本社会が抱えている社会課題を解決する機会、また今までになかったお金の流れを創る機会になります。 注目の社会的事業家から文科省の室長まで、多様な登壇者が議論を交わしました。

モデレーター
文部科学省 大臣官房政策課評価室長・対話型政策形成室長
生田知子
登壇者
株式会社ミライロ 代表取締役社長
垣内俊哉
一般社団法人トラベルヘルパー&外出支援サービス振興機構(THESS) 理事長
篠塚恭一
株式会社レアジョブ 代表取締役副社長
中村岳
公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 コーチングディレクター/U20日本代表ヘッドコーチ
中竹竜二
Session 3 > 日本の社会的事業が一千億円を扱う日は来るのか

社会課題を解決していく事業を面展開するためには、多くの人間を巻き込み資金を動かすことが求められます。 本セッションではビジネスよりの視点から日本のソーシャルビジネスの可能性について論じました。

モデレーター
Needs-One Co.,Ltd. 共同創業者
牧浦土雅
登壇者
インフィニティ・ベンチャーズLLP 共同パートナー
小林雅
ライフイズテック株式会社 代表取締役
水野雄介
NPO法人ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京 代表理事
岡本拓也
株式会社リクルート住まいカンパニー 執行役員/企画統括室室長
清水吉直
Session 4 > 地域に循環するビジネス

地域の課題をポジティブに捉え直し「地域資源」を生かした事業を通じて地域社会を変化させていくビジネスが広がりつつあります。 本セッションにはそんな社会問題を解決しながら、ものを"売る"社会的事業家が集まりました。

モデレーター
株式会社和える 代表取締役
矢島里佳
登壇者
一般社団法人つむぎや 代表/リソース・コーディネーター
友廣裕一
健一自然農園 自然茶農家
伊川健一
トラ男 プロデューサー
武田昌大
Session 5 > 地域を変えていく政治のあり方

地域を変えていく地方公共団体の在り方が問われています。 公共施設の利用方法から、官民連携、地域全体を巻き込む意思決定などについて、行政と密接に連携しながら社会変革を目指すプレイヤーが議論しました。

モデレーター
ジャーナリスト
津田大介
登壇者
パブリックマネジメント研究所 所長/主席研究員
天米一志
商店街マネージャー(豊橋市)
長坂尚登
株式会社BFT 代表取締役社長
平山雅一
大阪市天王寺区長
水谷翔太
Session 6 > CROSS POINT

CrossPointは、独創的な問題意識で解決に取り組む企業やNPO、学生、企業のCSR部門などにスポットを当て、一気に各分野のトップランナーやメディアへと共有する場です。 気鋭の社会的事業家8名が集まり自らの事業をプレゼンしました。

登壇者
全国の先生がつながる〜SENSEI NOTE〜
株式会社LOUPE CEO, Co-Founder 浅谷治希
パパとママになることを夢見る人を増やしたい
NPO法人ぱぱとままになるまえに 代表 西出博美
愛媛発!地方での新しい創業支援
ルシオル合同会社 代表 武田知大
世界中から落ちているゴミをなくす
株式会社ピリカ 代表取締役 小嶌不二夫
身近な“食”をきっかけに、政治や社会問題について考えよう
食べる政治 代表 増沢諒
京都発!チャリティー専門ファッションブランド
JAMMIN合同会社 Co-founder/COO 高橋佳吾
社会貢献を身近にする、ソーシャルGOODプラットフォーム
gooddo株式会社 代表取締役社長 下垣圭介
2020年、1億総バイリンガル計画
株式会社mikan 代表取締役 宇佐美峻
審査員
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン 取締役社長
干場弓子
NPO法人CANPANセンター 常務理事
山田泰久
株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ パートナー, Chief Operating Officer
今野穣
株式会社リブラン 代表取締役
鈴木雄二
NPO法人ミラツク 代表理事
西村勇也
トーマツベンチャーサポート株式会社 有限責任監査法人トーマツ 京都オフィス マネージャー
岩崎良亮
一般社団法人Impact Hub Kyoto 代表理事
浅井俊子
Session 7 > ディスカッションタイム

政府部門が担ってきた「公共サービス」、その政策課題の解決の担い手として、今後は市民・企業など多様な主体が関わっていく「新しい公共」モデルが求められています。 そのメインプレーヤーの一つ「社会的企業(ソーシャル・ビジネス)」の可能性と今後の課題に関する最先端の議論を参加者も含めディスカッションしました。

Session 8 > 海外モデルの日本展開と、国内発の社会的事業の挑戦

日本で展開する社会的事業に海外モデルを導入することが、一つの潮流としてあります。 本セッションには海外のモデルを生かし国内で活躍する事業家と、国内のモデルで海外に挑戦しようとしている事業家が集まりました。

モデレーター
一般社団法人リディラバ 代表理事
安部敏樹
登壇者
特定非営利活動法人ルーム・トゥ・リード・ジャパン 統括ディレクター
今尾礼子
認定NPO法人 Teach For Japan CEO/代表理事
松田悠介
特定非営利活動法人 オックスファム・ジャパン キャンペーン・オフィサー
鈴木洋一
シュアールグループ 共同創業者、代表、手話通訳士
大木洵人

2013 → 2014の変化

登壇者の変化

R-SIC2013では「社会的企業の最先端を知る」をテーマとしたセッション構成の中、各分野でのトッブランナーが登壇者となりました。
テーマを新たに「ソーシャルビジネスを、本当の事業に。」とする、R-SIC2014においてもテーマの進展に合わせたセッション内容の変化に適した登壇者をビックアッブしています。

そのなかで、(CrossPointを除く)スビーカーリストの変化の一つとして、2013年度とは違う新たな登壇者が全体の約4割以上を占めています。
この変化のように、カンファレンスに登壇する社会的事業のブレイヤーの新陳代謝を進めており、参加者に毎年度刷新する知見や事業経営のノウハウを共有していきます。

また、登壇者コミュニティーに常に新しい風を吹きこむことで、新しい価値観・視点の提供とともにコミュニティーへの健全な刺激を意識しております。

また、社会的な事業の領域を徐々に広げていく一方で、同じ登壇者としてLifeisTechの水野氏やジャーナリストの津田氏があげられますが、R-SIC2013以降に 水野氏は総額3.1億円の資金調達を実施し、 津田氏は事業のバイアウト を成功させています。
このような各人の事業の展開や深化から得られた、新たな視座を経年で共有することは、登壇者を一掃してしまうカンファレンスではできない事です。

変化のめまぐるしいソーシャルビジネスの業界にて、成長に向けてコミュニティー内で相互に刺激し合い、またR-SICの場では前回までの議論を引き継ぎつつ更に発展させていくことを目指しております。


参加者の変化

2014年度の参加者構成を2013年度と比較すると、一般企業の参加が前年比191%となりました。
これはNPOなどの公益団体がメインのコミュニティーだったR-SICというイベントが、世間に広く認知をされ始めている証です。

登壇者・参加者の声

R-SICの参加者から数多くの感想を頂いております。その中で特に多くの方がお持ちになられたキーフレーズは、
「刺激された」「考え方が変わった」「希望を感じた」
というものでした。その中の一部を抜粋させて頂きご紹介致します。

登壇者 天米一志さん((株)五星 パブリックマネジメント研究所)
地域の課題を発掘し自ら解決策を考え実行することを目的とした社会起業は、限られた世界感や価値観の中で実施されがちであると推測する中、R-SICは多様な視点の持ち主や多業種に携わる方々が集まり、新しい連携や支援の誕生から必ず何かを生み出す機会に繋がっていると改めて感じた。また、机上ではなく実務として最前線でご活躍をしている方々のお話は、とても刺激にもなり、次世代の人材の発掘にも繋がっていると確信している。
今後は様々な企業の経営陣なども多く参加していただき、未来の社会起業家を育成する意味での投資や長期的視点での社会起業家の支援としての出資などについても議論して欲しいと感じた。
R-SICには、もっともっと多くの開催により日本の地域の魅力的な未来形成創出や空間演出のきっかけの場となることを期待したい。
今回は、残念ながら2日目のみの参加となってしまったが、次回からは全セッションに参加してみたいと感じている。
登壇者 鈴木洋一さん(国際協力団体 特定非営利活動法人 オックスファム・ジャパン キャンペーン・オフィサー)
日本社会の中で社会をよくしたいという思いを持って行動されているみなさんとお話することで、改めて、活動している人たちの社会に対する認識や限界をみることができました。
R-SICを通じて気になったこととして、現状を変えたいという認識は参加した人々の中にあったように思いますが、これから世界や日本はどのような社会になるべきかという共通認識はみることはできませんでした。
その一方で、IT技術を駆使した様々な聴覚障がい者向けサービスを提供しているシュアールや貧困下にある子どもたちの学習環境の向上と、若者たちのリーダーシップの育成を行っているTeach For Japanなど、社会的な排除を受けている人々に着目するという活動のあり方は、社会は「包摂性」をもつべきという欧州における社会認識に近く、潜在的には「社会排除」を打破しようという概念は日本社会にもあるように感じました。
「どのような社会をつくっていくのか」という問いに対して、「社会排除」に対する問題意識は一つのヒントになるように感じました。行政やNPO、企業など社会問題に取り組む様々な担い手が共通認識をもったうえで、それぞれの役割から連携しながら活動することで、よりよい社会は達成できるのではないかと思います。
職種や活動分野を超えた対話を行うことで、それぞれの参加者の認識が広がったと思いますし、このような空間は日本では希少であり、こうした点が本会議の大きな意義のように感じました。
参加者 森山奈美さん(株式会社 御祓川 代表取締役社長)
それぞれの現場で変革の担い手となっている方々の生の声を聞いて、間違いなく、社会的事業が社会を動かしていくという時代に入ってきていることを感じました。弊社が15年前に民間まちづくり会社をはじめたときとは隔世の感です。そこには、危機感や悲壮感よりも、ワクワク感や達成感が充満しており、「こうすべきだ!」などと、声高に叫ばずとも、若い方々がしなやかにスマートに、社会を変革し、未来をつくっていく希望を感じました。ありがとうございました。
参加者 鈴木裕二さん(フリーエデュケイター)
社会的に困っている人のために動いている人びとを繋げるこのR-SICという取り組みを、日本の隅々の人にも知って欲しい。私は一人の社会人として強く感じました。
日本も世界も貧困や差別などの社会問題が山積しています。その解決のためにそれぞれの団体が事業活動をしていますが、まだあまり知られていない側面もあります。知られていないこと自体が最も大きい問題なので、今回のこのカンファレンスは、多くの人に知ってもらい、また団体同士を繋ぐとても良い機会でした。
もしこのような「人の為となる活動」が朝、夜の新聞紙面やネットのニュースなどで各メディアから数多く繰り返し流れるようになれば、世間の人の意識は少しずつ変わるのかな、と思います。そうすると団体の更なる認知向上、政府の法改正へとつながっていき、実際に社会の中で苦しい思いをしている人が減っていくのではないでしょうか。
実際に運営に携わって特に驚いたことは、スタッフの方々の目的意識の高さでした。ひとりひとりが責任意識を持って、チームワークや専門性などで個々の能力を存分に発揮していました。課題はいくつかありましたが、スタッフの皆様の力があれば来年は必ずクリアできると信じています。将来またどこかで一緒に社会問題を共同で解決できることを楽しみにしています。貴重な体験をさせて頂きましてありがとうございます。また機会があればご一緒させて下さい。

メディア掲載

2015.01.16
「人むすびの場」でR-SICが取り上げられました
2014.12.25
「ルシオル合同会社」のウェブサイトにR-SICの記事が掲載されました
2014.12.19
「オルタナS」にR-SICの記事が掲載されました
2014.12.18
「寄付型自販機推進機構(KJSK)ノート」にR-SICの記事が掲載されました
2014.12.17
「レアジョブ経営者ブログ」にR-SICの記事が掲載されました
2014.12.14
「SMSCの代表者ブログ」にR-SICの記事が掲載されました
2014.12.14
「京都流ブログ」にR-SICの記事が掲載されました
2014.12.13
「愛知豊橋・長坂尚登のblog」にR-SICの記事が掲載されました
2014.12.12
「JAMMIN」のウェブサイトにR-SICの記事が掲載されました
2014.12.12
「地域づくりは楽しい~幸夢員・井上貴至の元気がでるブログ~」にR-SICの記事が掲載されました
2014.12.12
「愛知豊橋・長坂尚登のblog」にR-SICの記事が掲載されました
2014.12.12
「editor’snaut」にR-SICの記事が掲載されました
2014.12.11
「門川大作京都市長OFFICIALサイト 活動日記」にR-SICの記事が掲載されました
2014.12.11
「Yahoo!ニュース」にR-SICの記事が掲載されました
2014.12.11
「烏丸経済新聞」にR-SICの記事が掲載されました
2014.12.06
「現代ビジネス」にR-SICの記事が掲載されました
2014.12.03
「ソーシャル グッドラボ」にR-SICの記事が掲載されました
2014.12.02
alternaの「編集長メルマガ」にR-SICの記事が掲載されました
2014.12.01
「CSR Magazine」にR-SICの情報が掲載されました
2014.12.01
「レアジョブ経営者ブログ」にR-SICの記事が掲載されました
2014.11.29
「Yahoo!ボランティア」にR-SICの記事が掲載されました
2014.11.29
「CANPAN」にR-SICの記事が掲載されました
2014.11.28
「トジョウエンジン」にR-SICの記事が掲載されました
2014.11.26
和えるのウェブサイトにR-SICの記事が掲載されました
2014.11.24
「facevent」にR-SICの記事が掲載されました
2014.11.23
「まだ東京で消耗してるの?」にR-SICの記事が掲載されました
2014.11.23
「SocialLearning.jp」にR-SICの記事が掲載されました
2014.11.22
「editor'snaut」にR-SICの記事が掲載されました
2014.11.22
NaverまとめにR-SICのまとめ記事ができました
2014.11.19
NPO法人FDAの成澤俊輔氏のブログにR-SICの記事が掲載されました
2014.11.17
オックスファム・ジャパンのウェブサイトでR-SICの記事が掲載されました
2014.11.14
登壇者の 長坂尚登 氏のブログにR-SICの記事が掲載されました
2014.11.13
Yahoo!ニュースにR-SICが掲載されました
2014.11.12
オルタナSにR-SICが掲載されました