Ridilover(リディラバ)社会課題をみんなのものに

Column & Reportコラム・事例

マルイグループユニオン・福祉会 ー 3期通算10回目となる『社会課題体感ツアー』を開催

#Pick up

マルイグループユニオン・福祉会 ー 3期通算10回目となる『社会課題体感ツアー』を開催

本プログラムは、企業人が社会課題へ関心を持ち、各々の関わり方を考える『社会課題体感ツアー(2時間プログラム)』となります。


リディラバ・企業研修チームの石井です!

リディラバでは、各企業さまの希望や課題感に合わせてオーダーメイド型の越境学習・研修機会をご提供しています。

◆リディラバの企業向けプログラム

今回は、株式会社丸井グループの会員

とその家族の経済的精神的安定と成長をめざす活動をする、マルイグループユニオン・福祉会主催『社会課題体感ツアー』の実施について、ご紹介いたします。



『社会課題体感ツアー』とは?

リディラバでは大きく2つの方向性から、社会課題をテーマにした企業の人材育成に取り組んでいます。1つは、大企業の意志ある人材を、より自律的に動き、働きかける変容を生み出す「自律的な次世代リーダーの育成」。もう1つは、より多くの社員の方々が社会課題に触れ、関心や行動を喚起する「社会に対する関心/能力向上・風土改革」。今回は、後者のプログラムの1つである『社会課題体感ツアー』となります。

本プログラムを導入されたのは、マルイグループユニオン・福祉会さま。

マルイグループユニオン・福祉会では、組織目的に「良き社会人づくり」を掲げています。「良き社会人」は人や社会に関心を持ち当事者意識を持って行動し、より良い社会を創っていける人材であり、働くことを通じて会社や社会の発展に寄与できると考えています。
しかし、2021年に行った社会課題への意識調査では、9割の社員が「社会課題に関心がある」と答えた一方で、実際に具体的な行動へ移せている社員が少ないことがわかりました。

このことから、2022年に更なる「良き社会人づくり」をすすめるために、より多くの社員やご家族の社会課題に対する関心を高め、具体的な行動を後押しする取り組みを進めていきたいと考えられ、今年で3期目・通算10回、リディラバのプログラムを提供しております。


マルイグループユニオン・福祉会が取り組む『社会課題体感ツアー』は、具体的にどんな内容なの?

『社会課題体感ツアー』 は、1つの社会課題に関するマクロな課題構造とミクロな現場の実情を、短時間で一気に学べるオンラインツアーです。
リディラバの専門領域である、【社会課題の構造化】を通した全体観の理解、そして【現場プレイヤーとのコーディネート】を踏まえたn=1の課題のリアルへの迫真の2つを踏まえ、机上に終わらない社会課題の本質を理解するプログラムになっています。

本プログラムが掲げるコンセプトは、「会社から、自宅から、社会の最前線を探検する」こと。 プログラムの構成として、現場体感と問題解決プレイヤーとの対話を軸にしたオンラインツアーを企画・開催しています。

プログラム後半に設けた現場ゲスト・参加者同士の対話の機会を設けています。対話を通して、参加者が手触り感を持って理解したテーマの社会課題に対して、「市民/企業人として、次の一歩目として何ができるか」をその場で考え、共に学び合うことで、プログラムの目的を達成します。


今回のプログラムのテーマと、当日の様子をもっと知りたい!

通算10回目となる今回、マルイグループユニオン・福祉会と共に設定したテーマは「孤独・孤立する若者の自立」

望まない孤独・孤立状態ゆえに、働き、生き、自立することへの難しさを、少なくない若者が感じている今。困り事を抱えながらも、自分が自分でいられる居場所がないことで、より深刻な社会課題に繋がる若者は、コロナ禍を機に一層増えています。
それらのボトルネックは、企業や学校がケアをする基盤が弱まり、繋がりある地域社会が段々と衰退する中で、居場所が家庭にしかなく、繋がりを持つことが難しい「若者を取り巻く環境・社会構造の変化」にあります。

一方で、困り事を抱える人に、必要な支援( or 支援以外の何か)を提供することは、繋がりなき社会において難しいのもまた現状。トー横など、表面化した課題に対して対処療法をするしかなく、根本から解決するの難しさがあります。

今回は、このテーマに事業を通して取り組む認定NPO法人育て上げネット 理事長の工藤 啓 氏をゲストに迎え、参加者と共に課題に向き合いました。

プログラム当日は、リディラバの構造レクチャーに始まり、

当日のスケジュールの都合で、会って直接話を聞くことが難しいn=1の当事者像に迫り、

実際の「若者の夜の居場所」の拠点に、カメラを持ってお邪魔して、

と、構造と現場の手触り感を踏まえた課題の理解を踏まえ、

  • 「目的やKPIを定めない、当事者起点の事業設計とは?」
  • 「若者の困り事が深刻化する前に、予防・一段目をどうデザインする?」
  • 「労働生産人口の減少が見える中で、再チャレンジする若者は企業からどう見えている?」
  • 「『若者支援は社会投資』、その意味は?」

現場での事業設計だけでなく、今後予見される、社会においての若者支援の意味・意義について、参加者と双方向の対話を重ねました。

プログラム実施後、社内から次の一歩に実際に踏み出す動きが生まれていると伺っています。


次回プログラム(第11回)のお知らせ

本プログラムは、マルイグループユニオン・福祉会さまの厚意により、他企業の方々(一定人数)が、合同で参加できる形態をとっています。
※残念ながら、個人での参加はご遠慮させていただきます。

本noteをご覧頂き、ご興味を持たれた企業担当者の方がございましたら、リディラバまでお問い合わせくださいませ。

尚、次回第11回の概要は、以下となります。

・日程:7/6(土)10:00-12:00(@オンライン)
・テーマ:地域社会と子ども
・タイトル:『あれもこれもダメ!それって誰のため?
      -子どもたちの「今」を通じて考える、私たちの未来-』
・トップランナー:認定NPO法人 Chance For All 代表理事 中山 勇魚 さん

お問い合わせ

リディラバでは、会社ごとの課題感・目的に合わせてオーダーメイド型の越境学習・学習機会をご提供しています。

◆ロッテさま向け

また、異業種混成型で社会課題に挑む越境学習プログラム「フィールドアカデミー」を主催しています。

ご関心を持っていただいた企業担当者の方は、ぜひお問い合わせください。
◆サービスサイト

◆お問い合わせフォーム