【実施レポート】大学生が横浜・寿町を歩く「都市の発展は、誰に支えられてきたのか。」現場ツアーを開催

株式会社Ridiloverは10月1日、ヨコハマホステルヴィレッジ(運営:コトラボ合同会社)にご協力いただき、「都市の発展は、誰に支えられてきたのか。」をテーマに、横浜市寿町の現場ツアーを開催しました。
今回のツアーは大学生が対象。寿町についての講演を聞いた後、実際に町を歩き、林会館などを見学しました。さらに、地域で活動する方との対話を通して、寿町の過去・現在・未来について考えました。
横浜・寿町で社会課題を体感するツアーを開催

出典:コトラボ合同会社
ツアー開催の概要
- 実施日:2026年10月1日(木)
- 場所:神奈川県横浜市中区寿町周辺
- 協力:ヨコハマホステルヴィレッジ(コトラボ合同会社)
- 参加者:大学生
- テーマ:「都市の発展は、誰に支えられてきたのか。」
「知識として学ぶ」だけではなく、実際に現場へ
今回のツアーのテーマは「社会課題を知識として学ぶのではなく、実際に現場を訪れて考える」こと。
社会課題について調べたり、誰かの話を聞いたりするだけではなく、実際にその地域を歩き、そこで活動する人の話を聞くことで、地域で起きていることを自分自身の目で捉えます。
今回参加した学生たちは、寿町の歴史や現在について学ぶだけでなく、町を歩き、地域の方と対話することで、「都市の発展は、誰に支えられてきたのか」という問いについて考えました。
今回訪れた横浜・寿町とは?
観光地として知られるみなとみらいエリアのすぐ隣にある街
今回訪れたのは、みなとみらいや中華街、横浜スタジアムなど、観光地として知られる横浜のすぐ隣にある寿町です。
寿町は、横浜港などで働く日雇い労働者が集まり、簡易宿泊所街として形成された地域。高度経済成長を支えた人たちの街として発展してきましたが、産業構造の変化や高齢化を経て、現在は福祉ニーズの高い街へと姿を変えています。
今回のツアーでは、こうした寿町の歴史を知るだけでなく、現在の町の様子を実際に歩いて見ていきました。
まちづくりに取り組む「ヨコハマホステルヴィレッジ」
今回のツアーにご協力いただいたのが、ヨコハマホステルヴィレッジ様。
ヨコハマホステルヴィレッジは、「新たなひとの流れをつくりだし町のイメージを変えていくこと」「町の住民に雇用を生みだすことで、生きがいを持って働き、地域の環境をより良くしていくこと」を目的に、20年以上にわたり寿町でまちづくり型のツーリストホステル・ゲストハウスを営んでいます。
運営は、「コトづくり」からのまちづくりに各地で取り組むコトラボ合同会社が行っています。
寿町の「今」を知る。ツアー当日の様子

まずは寿町の歴史と現在について知る
ツアー当日、参加者はヨコハマホステルヴィレッジのロビーに集合しました。
最初に、スタッフの倉田さんから寿町についてのお話を伺いました。
寿町がどのように生まれたのか、そして現在の「労働の町」から「福祉の町」へとどのように変化してきたのか。
さらに、ヨコハマホステルヴィレッジを運営するコトラボ合同会社が、現在の寿町でどのようなまちづくりに取り組もうとしているのかについても説明していただきました。
町を歩く前に、その土地の歴史や背景を知ることで、これから見る景色を別の角度から捉える準備をしました。
町を歩いて、寿町の「今」を体感する

講演の後は、参加者を2班に分けて現場の見学へ。
1班は倉田さんの説明を聞きながら、寿町の町歩きを行いました。
炊き出しが行われる公園や行政が運営する施設、町の構造を可視化しているお店など、実際に町を歩きながらさまざまな場所を巡ります。
講演で聞いた寿町の歴史や地域の特徴が、目の前の町並みと結びついていきます。
一方、2班はコトラボが運営するヨコハマホステルヴィレッジの実際のお部屋を見学しました。
ヨコハマホステルヴィレッジから見る、寿町の新たな一面

ヨコハマホステルヴィレッジでは、アーティストの方とコラボレーションした部屋や、グランピング施設として活用している屋上などを見学しました。
寿町という地域について事前に持っていたイメージだけではなく、実際に地域で行われているさまざまな取り組みに触れることで、参加者は町の新たな一面を知ることができました。
町歩きとホステルの見学を終えた後は、参加者全員で対話の時間へと移ります。
「現在の寿町に足りないものは?」対話から考える町の未来

町を歩いたからこそ生まれた質問
対話セッションでは、学生と倉田さんとの間で活発なやり取りが行われました。
話題となったのは、ヨコハマホステルヴィレッジと町との関係性や、実際に寿町で生活している方々のマインドなど。
町歩きをしたからこそ感じた疑問や違和感について、学生から次々と質問が飛び交いました。
なかには、「現在の寿町に足りないものは?」という、倉田さんが頭を悩ませるような質問も。
一つの正解を聞いて終わるのではなく、過去の寿町、現在の寿町、そしてこれからの寿町について、それぞれが考える時間となりました。
「現場を訪れる」からこそ生まれる問い
今回のツアーでは、寿町についての知識を得ることだけを目的としていません。
実際に町を歩き、地域で活動する方の話を聞いたことで、「なぜこの場所にこの施設があるのか」「地域に必要なものは何なのか」「これからこの町はどうなっていくのか」といった、参加者自身の問いが生まれました。
社会課題を遠くにある問題として捉えるのではなく、自分の目で見て、自分の言葉で考える。
今回の現場ツアーは、そんなきっかけとなりました。
ツアーの最後には、学生同士の交流も

横浜ならではの軽食を囲んで懇親会
ツアーの最後には、半日を共に過ごした学生同士で懇親会を行いました。
倉田さんにご用意いただいた横浜ならではの軽食を囲みながら、参加者同士で自己紹介。
今後の進路や留学についての話など、社会課題への関心を共通点として集まった学生同士ならではの交流が生まれました。
現場で同じものを見て、同じ話を聞いたからこそ、その後の会話も自然と広がっている様子がうかがえました。
ヨコハマホステルヴィレッジに興味をお持ちの方へ
今回ご協力いただいたヨコハマホステルヴィレッジでは、町歩きイベントを定期的に開いているほか、個別の町歩きや見学にも随時対応しています。
詳細やお問い合わせについては、公式HPまたはInstagramをご覧ください。寿町の歴史や現在、ヨコハマホステルヴィレッジの取り組みに興味のある方は、ぜひチェックしてみてください!
リディラバでは大学生向け「学生プロジェクト」を実施しています
現在Ridiloverでは、大学生を対象とした「学生プロジェクト~安部敏樹からの挑戦状~」を実施しています。

「社会課題を事業として伸ばす」を3か月で体験
学生プロジェクトのテーマは、「社会課題を事業として伸ばす」を体験する3か月。
参加する学生たちが中心となり、Ridiloverが発行する社会課題の構造化に特化したメディア「Ridilover Journal」をどのように成長させていくのかを考え、実際にアクションしていく長期型のプロジェクトです。
現在は新規メンバーも参加し、週1日オフィスで活動しています。

途中からの参加も大歓迎です。
社会課題について学ぶだけではなく、自分自身で考え、行動してみたい大学生の方は、ぜひご参加ください。
詳細・お申し込みはこちら
学生プロジェクトにご興味のある方は、ぜひ詳細をご覧ください。